「myDMX3.0」American DJのDMXソフトウェア

DMXを使用してライティングシステムをシンクロナイズ、コントロールすると、さまざまな灯体を統合して荘厳なショーを作成することができます。しかしながら、長い間、その取り扱いには高いレベルの技術と知識、そして通常のライティングユーザーには手の届かない高価な機材やソフトウェアが必要でした。この常識を変えたのがADJのmyDMXソフトウェアです。購入しやすい価格だけでなく、使いやすくDMXのパワーを誰でも使用できるようにしました。今回、新たにmyDMX3.0がリリースされ、その新しいパワフルで大変使いやすいソフトウェアの機能を使用して、ライティングショーを次のレベルへと導くことができるようになりました。

myDMXはMacとPCで完全に互換性があり、ライティングデバイスをコンピューターからコントロールするための新しいソフトウェア／ハードウェアシステムです。システムは強化されたインターフェースボックスと全く新しいソフトウェアから構成され、myDMXを人気商品にした直感的な操作性はそのままに、より高度な機能が追加されました。
もし、すでにmyDMX 2.1を購入されていた場合、そのハードウェア・インターフェースはそのままmyDMX 3.0でも使用できますし、ソフトウェアのアップグレードは無償で行うことができます。
myDMX 2.1の成功を基盤にして、新しいmyDMX 3.0ソフトウェアは前の機能全てを含み、ライトティングショー作成のための多くのパワフルな新しい機能を追加しました。新しいソフトウェアを使用して、シーンをグループ化して同時に4つまで再生することができ、さまざまなエフェクトとルックスを再生しながらそれらを組み合わせることができます。ライブの最中にDMX信号なしで変更することができるブラインドモードを使用して、シーンを発光させながら、編集することができます。

その他、myDMX 3.0で追加された機能として、強化されたサウンドアクティブモードがあります。新しいソフトウェアはオーディオ解析とパルス解析により、シーンが音楽と完璧にマッチするようにチェースし、ライトショーの表現力を高めます。別な方法として、音楽のビートに合わせてキーをタップすることによりチェーススピードを決めるBPMタップも提供しています。
新しいソフトウェアでは、ライブ・スナップショットとライブ・シーンディマー、そしてシーン・スピードコントロールが新たに追加されました。myDMX 3.0ではインターフェースボックス（ドングル）も新しくなり強化されました。既存のDMX灯体と互換性を最大限に保つため、3ピン、5ピンXLR DMX出力はそのままに、USBによるコンピューターとの接続を追加しました。この新しいインターフェースは前と同じチップセットを2.1にバージョンアップして使用しました。このバージョンでは新たにインターナルメモリーを使用することにより、ホストコンピューターとのコミュニケーションが切れても再生中のDMXチェイスはそのまま継続することができます。
前の機種と同様、myDMX3.0のハードウェアとソフトウェアはDMXチャンネルを512チャンネル、サポートしています。パワフルな3Dビジュアライザーを搭載、灯体のセッティング前にコンピューターを使用してライトショーを計画したり、プログラミングしたりできます。さらに外部コントローラーを使用するためのMIDIトリガーも使用できます。灯体プロファイル（SSL2）とも互換性があり、拡張プロファイルライブラリーと共に提供され、新しいプロファイルの構成を簡単に作成できるエディターも含まれています。これらにより、myDMX3.0のソフトウェアは、ほとんどのメーカーから供給されているDMX互換機器をコントロールすることができます。さらに、「クラウドサーチ」機能を使用すると欲しいプロファイルを容易に見つけることができます。